東京都江戸川区船堀の皮膚科・小児皮膚科 飯室皮膚科 【乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、乾癬、掌蹠膿疱症、重症ニキビ、巻き爪、ほくろ】

オンライン診療の処方箋の取り扱い,有効期限や薬の受け取り方を解説


オンライン診療は、スマホやタブレットなどの端末と通信環境さえあれば、自宅からでも受診できる診療スタイルです。


数年前から多くのクリニックで導入され始め、今では珍しいものではなくなりつつあります。


そんなオンライン診療ですが、薬の処方箋はどのように取り扱われるのか、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。


この記事では、オンライン診療の処方箋の取り扱いについて詳しく解説します。


オンライン診療の受診の流れやメリットなどもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。



目次

オンライン診療での処方箋の取り扱い

院内処方

院外処方

オンライン診療での処方箋の受け取り方

薬局まで受け取りに行く

自宅に処方箋を郵送してもらう

自宅に薬を郵送してもらう

オンライン診療の処方箋の有効期限や原本は?

処方箋の有効期限は4日間が一般的

処方箋の原本は一定期間薬局で保管される

オンライン診療の受診から薬を受け取るまでの流れ

オンライン診療を受診するメリット

受診から薬の受け取りまで自宅で完結できる

病院までの移動時間や交通費を節約できる

ほかの人と会わずに受診できる

遠方にあるクリニックも受診できる

オンライン診療に関するよくある質問

オンライン診療を受けるために必要なものは?

オンライン診療は電子処方箋に対応している?

郵送で受け取れない薬はある?

薬の配送料や手数料はかかる?

まとめ


 オンライン診療での処方箋の取り扱い


オンライン診療での処方箋の取り扱いは、院内処方と院外処方の2種類に分けられます。


ここではそれぞれどのような取扱いになるのか解説しましょう。


 院内処方


院内処方は、医療機関を受診した後にその場で薬を受け取る方法です。


オンライン診療の場合でも紙の処方箋が不要となり、薬を受け取る手間が軽減されるというメリットがあります。


医療機関がデジタル通信で情報をやり取りし、患者さんの自宅や指定の場所に薬を郵送するケースも多くあります。


ただし取り扱う薬の種類や郵送の可否などは医療機関によって異なるため、事前に確認が必要です。


 院外処方


院外処方は、診察後に医師が出した処方箋をもとにして、薬局にて薬を受け取る方法です。


オンライン診療では処方箋データが電子的に薬局へ送信されることが多く、紙の処方箋を取りに行く必要がありません。


これにより患者さんは近隣の薬局を選んで希望する場所で薬を受け取れるため、利便性が高まります。


また選択可能な薬局の範囲や薬の受け取り方法については、診療を受ける前に医療機関に確認することをおすすめします。


 オンライン診療での処方箋の受け取り方


オンライン診療での処方箋の受け取り方は3つあります。


  • 薬局まで受け取りに行く

  • 自宅に処方箋を郵送してもらう

  • 自宅に薬を郵送してもらう


ここでは上記3つの方法についてそれぞれ解説します。


 薬局まで受け取りに行く


オンライン診療を受診後、薬局まで取りに行く方法です。


医療機関が患者さんが指定した薬局に処方箋をFAXで送付し、薬局の準備が整ったら患者さんに連絡が来ます。


その後患者さんが自ら薬局まで受け取りに行くという流れです。


近所に薬局がある場合や行きつけの薬局がある場合におすすめの方法となります。


早ければ受診当日に薬と処方箋を受け取りに行けるため、比較的早く薬が手に入る点が大きなメリットです。


ただし薬局まで取りに行かなくてはいけないため、それに時間や手間がかかる点はデメリットといえるでしょう。


 自宅に処方箋を郵送してもらう


オンライン診療受診後、自宅に処方箋を郵送してもらう方法です。


医療機関から自宅に処方箋が郵送されてくるため、それを薬局まで持参して薬を処方してもらいます。


服薬指導は処方箋を持参した薬局で受けることになります。


この方法も薬を受け取るまでに時間がかかるデメリットがあるため、すぐにでも薬を服用したいという場合には不向きです。


しかし処方箋の内容を確認できるため、どのような薬が処方されたのか確認したい場合や、処方箋を手元に残しておきたい場合に適しています。


 自宅に薬を郵送してもらう


オンライン診療受診後、自宅に薬を郵送してもらう方法です。


この方法は院内処方か院外処方かによって、薬の受け取り手順が異なります。


院内処方の薬を受け取る場合は、医療機関が患者さんの自宅まで薬を郵送するのみで完了です。


院外処方の場合は、患者さんが指定した薬局に医療機関が処方箋をFAXで送付し、その後、薬局の薬剤師からオンラインで服薬指導を受ける必要があります。


服薬指導が終わり次第薬局が薬を用意し、患者さんの自宅に郵送するといった流れです。


どちらの場合も郵送での送付となるため、薬を受け取るまでにどうしても時間がかかってしまいます。


また院外処方の場合、オンラインで服薬指導を受ける必要があり、手間がかかります。


ただし自宅から一歩も出ることなく薬を受け取れるため、体調が悪い場合や薬局まで取りに行く時間と手間を削減したい場合におすすめです。


 オンライン診療の処方箋の有効期限や原本は?


オンライン診療の処方箋の有効期限や原本の扱いについて解説します。


 処方箋の有効期限は4日間が一般的


処方箋の有効期限は、厚生労働省が定める『保険医療機関及び保険医療養担当規則』の内容に基づいて決められています。


処方箋の交付

  イ 処方箋の使用期間は、交付の日を含めて四日以内とする。ただし、長期の旅行等特殊の事情があると認められる場合は、この限りでない。

引用元:保険医療機関及び保険医療養担当規則(昭和三十二年厚生省令第十五号)


オンライン診療の有効期限は、交付日を含めて4日間が一般的です。


これは一般的な処方箋と同様で、休日や祝日も含まれます。


ただし長期旅行などの特殊な事情がある場合、医師が処方箋に別途使用期間を記載することがあり、その場合はその日までの有効期限となります。


 処方箋の原本は一定期間薬局で保管される


オンライン診療で発行される処方箋の原本は、一定期間薬局で保管されます。


この保管期間は薬剤師法で定められているもので、以前までは3年間保管する決まりとなっていましたが、2024年に保管期間の見直しが行われ5年に延長されました。


自宅で薬を受け取る場合など、医療機関や薬局に直接出向かない場合は、患者さんが処方箋を受け取ることはありません。


処方箋が必要な場合は、処方箋を自宅まで郵送してもらうか、直接薬局で処方箋・薬を受け取るようにしましょう。


 オンライン診療の受診から薬を受け取るまでの流れ


オンライン診療の受診から薬を受け取るまでの流れは、院内処方と院外処方で異なります。


それぞれの流れは以下の通りです。


院内処方の場合

院外処方の場合

  1. オンライン診療を受ける

  2. 医療機関で薬剤師が薬を調剤する

  3. 患者さんの自宅に薬を郵送する

  1. オンライン診療を受ける

  2. 医療機関が薬局に処方箋をFAXで送付する

  3. 薬局の薬剤師が患者さんに服薬指導を行う

  4. 薬を受け取る


院内処方のほうがステップが短くなり、患者さんの手間も少なくなります。


院外処方の場合は医師による診察を受けるのに加え、薬剤師による服薬指導を受けなくてはいけないため、手間がかかってしまうのが難点です。


また院外処方は薬を自宅まで郵送してもらうか、処方箋のみを郵送してもらって薬局まで薬を受け取りに行くか、2つの方法から選べます。


 オンライン診療を受診するメリット


オンライン診療を受診するメリットは以下の通りです。


  • 受診から薬の受け取りまで自宅で完結できる

  • 病院までの移動時間や交通費を節約できる

  • ほかの人と会わずに受診できる

  • 遠方にあるクリニックも受診できる


ここでは上記4つのメリットについてそれぞれ解説します。


 受診から薬の受け取りまで自宅で完結できる


オンライン診療を受診する大きなメリットの一つとして、受診から薬の受け取りまで自宅で完結できる点が挙げられます。


薬を自宅まで郵送してもらう方法であれば、自宅から一歩も出ることなく薬の受け取りが完了します。


例えば体調が悪く外出する元気がない場合でも、オンライン診療なら気軽に受診しやすいでしょう。


また外を出歩かないため、流行病の感染リスクが下げられるのも大きなメリットといえます。


 病院までの移動時間や交通費を節約できる


オンライン診療を受診するメリットとして、病院までの移動時間や交通費を節約できる点が挙げられるでしょう。


通常の対面診療の場合、病院まで出向かなくてはいけないため、交通費や移動時間、さらには待合室での待ち時間が発生します。


人によっては病院までの往復だけで1時間、さらには待ち時間で数十分以上時間がかかってしまうことも少なくありません。


オンライン診療なら自宅から受診できるため移動時間がかからないのはもちろんのこと、予約した時間に医師からビデオ通話がかかってくるため、待ち時間もほとんど発生しないのです。


時間やお金を節約したい方は、オンライン診療の受診を検討してみることをおすすめします。


 ほかの人と会わずに受診できる


オンライン診療を受診するメリットとして、ほかの人に合わずに受診できることが挙げられます。


受診する病院によっては「周囲の人に通院していることを知られたくない」という悩みを抱えている人も多いでしょう。


例えば婦人科や泌尿器科などセンシティブな悩みがある場合も、オンライン診療なら周りの人に知られることなく気軽に受診できます。


また病院までの移動がない分、流行病の感染リスクも抑えられます。


 遠方にあるクリニックも受診できる


オンライン診療は、遠方にあるクリニックも受診できるメリットがあります。


これは自分が受診したい悩みに特化した専門クリニックが近くにない場合に特に便利です。


「地方住みだけど受診したいクリニックが首都圏にしかない」といった場合も、オンライン診療なら気軽に予約できます。


全国どこに住んでいても気軽に受診できるのが、オンライン診療の大きな強みです


 オンライン診療に関するよくある質問


オンライン診療に関するよくある質問をまとめました。


  • オンライン診療を受けるために必要なものは?

  • オンライン診療は電子処方箋に対応している?

  • 郵送で受け取れない薬はある?

  • 薬の配送料や手数料はかかる?


ここでは上記4つの質問についてそれぞれ解説します。


 オンライン診療を受けるために必要なものは?


オンライン診療を受けるために必要なものは以下の通りです。


  • スマホやタブレットなどの通信端末

  • インターネット環境

  • 健康保険証

  • オンライン診療アプリのダウンロード(クリニックにより異なる)

  • クレジットカード情報


オンライン診療の方法はクリニックにより異なりますが、場合によっては専用のアプリのダウンロードや事前登録などが求められる場合もあります。


クリニックによっては、事前に支払用のクレジットカード情報の登録が必要な場合もあるため、各クリニックのオンライン診療手順に従って用意しましょう。


 オンライン診療は電子処方箋に対応している?


すべてのクリニックがそうというわけではありませんが、なかには電子処方箋に対応している場合もあります。


電子処方箋は処方箋を電子化したもので、利用するためにはマイナンバーカードによる顔認証や薬情報の提供の同意などが必要です。


電子処方箋の対応可否については、受診するクリニックにお問い合わせください。


 郵送で受け取れない薬はある?


処方される薬の内容によっては、郵送で受け取れない場合があります。


特に注射剤など特別な管理が必要なものは、薬局で直接受け取らなくてはいけません。


また抗うつ薬や睡眠薬、抗不安薬といった麻薬や向精神薬なども安全管理が必要なため、初診からのオンライン診療での処方ができない決まりとなっています。


これらは患者さんの虚偽の申告やなりすましなどによって、濫用や転売の恐れがあるためです。


 薬の配送料や手数料はかかる?


オンライン診療では薬を自宅まで郵送してもらう方法が一般的ですが、この際に配送料や手数料がかかる場合があります。


どの程度かかるかはクリニックや居住地によって異なるため、受診するクリニックの料金表をチェックしてみましょう。


 まとめ


オンライン診療での処方箋の取り扱いには院内処方と院外処方の2種類があります。


処方箋を受け取りたい場合は、薬局まで受け取りに行くか、自宅に処方箋を郵送してもらう方法がおすすめです。


薬のみの受け取りで良い場合は、自宅まで郵送してもらう方法が便利です。


オンライン診療は病院までの移動時間や交通費を節約できるだけでなく、遠方の病院を受診できるメリットがあります。


時間や交通費を節約したい方や受診したい病院が遠方にある方は、オンライン診療の受診を検討してみるとよいでしょう。


飯室皮膚科では、AGA治療とニキビ治療のオンライン診療に対応しています。


また飯室皮膚科のオンライン診療は自費診察のみとなるため、処方箋はなく、カード決済のみで自宅に直接お薬が届きます。


初診からオンライン診療の受診が可能なため、AGAやニキビでお悩みの方はぜひ当院まで気軽にご相談ください。



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